不眠症を治す方法|睡眠薬には頼らない改善対策なら

不眠症とパニック障害の深い関係

パニック障害を抱えながら不眠症で悩んでいる方も少なくありません。体がどんなに疲れていても、どんなに眠気があっても、夜眠る事がなかなかできないのです。
パニック障害は不安障害の1つです。不安感から動悸、過呼吸などのあらゆる体の異常、いわゆるパニック発作を引き起こします。パニック障害が原因の不眠症なのか、不眠症により眠れない、または寝る事への不安が原因のパニック発作なのかは、人によって違います。どちらにしても、眠るべき時間に眠る事ができないと疲労がたまり、パニック発作も不眠症もますます酷くなってしまいます。
パニック障害はセロトニンという神経の伝達物質が関係している事が知られています。セロトニンが不足する事によりパニック発作が起きやすくなるのです。朝日を浴びる事でセロトニンを増やせるという事が分かっています。また、セロトニンを増やす事は不眠症にも効果があるのです。
このような自然療法でも良くならない場合は、パニック障害の薬を服用すると共に、医師と相談した上で、睡眠導入剤も服用する事を考えてもいいと思われます。睡眠導入剤と聞くだけで不安に感じる方もいるかもしれません。しかし医師の処方のもと、少しずつ薬の量を調整していくので、怖い事はありません。眠れない事をずっと悩んでいるより、薬に手伝ってもらって睡眠をとり、心身共に休ませてあげた方が、パニック障害と同時に不眠症自体も快方に向かう方も多いのです。